名前は似てるけど全く違う!ハイフとハイパーナイフの違い。
この数年、大人気のエステ機器「ハイパーナイフ」と「ハイフ(HIFU)」。
弊社にも多くのお問い合わせをいただきますが、この2つを同じ機器だと勘違いされている方がとても多いです。
今回は2つの機器の違いをご説明させていただきたいと思います。
まず、“ハイパーナイフ”は機器名ですが、“ハイフ”は機器名ではなく機能(技術)名だということです。
ですので、ハイフの機器は一つじゃなくいくつもあります。
エステ機器の機能とは?
エステ機器には様々な機能の機器があります。
脱毛機、ラジオ波、高周波、RF、キャビテーション、EMS、吸引、ハイフ、脂肪冷却・・・など。
痩身機器は主に電気を使った機器と音(振動)を使った機器に分かれます。
それぞれの違いについてご説明させていただきます。
電気を使った機器
電気を使う機器は、発する周波数に応じて機能や効果が変わります。
この電気を使った機器に分類されるのが、高周波、ラジオ波、RF、EMSです。
高周波、ラジオ波、RF
体にプローブが触れるとジュール熱が発生し、温かさを感じます。電子レンジの食品が温まる理論と同じです。
施術箇所はお顔から足の裏まで全身可能です。
このジャンルの機器には更に、モノポーラまたはバイポーラ(マルチポーラ)という方式に分かれます。
モノポーラは対極板(電極)が必要(プローブは円盤型)、バイポーラ(マルチポーラ)は対極板が不要(プローブ先に凹凸がある)です。
ハイパーナイフはマルチポーラの高周波機器ということになります。
有名な機器だとサーモシェイプ、インディバ、ハイパーナイフ、セルライトゼロなどはこの種類になります。
EMS、低周波、中周波
呼ばれる機器は筋肉運動を起こすことのできる機器です。
有酸素運動により、痩身効果や引き締めが期待できます。
スーパーEMS、ボディセラプロ、セラピムボディなどがこのジャンルになります。
音(振動)を使った機器
振動によりアプローチする機器はキャビテーションやハイフ、超音波美顔器になります。
こちらの機器も“周波数”で表現されますが高周波やラジオ波とは違う技術になります。
キャビテーション
振動により脂肪アプローチする痩身技術です。
基本、痛みや熱はありませんが、骨振動により『キーーーン』という音が、施術されている方にのみ聞こえます。
脂肪の多い部位の部分痩身に使用します。首から上や脂肪の少ない箇所には施術を行いません。
ハイフ(HIFU)
振動をある一定の深さの一点に集中させることにより熱を発生させる機器です。
ボディは脂肪にアプローチして痩身効果、フェイシャルは表皮やもっと深い場所にアプローチできるのでハリやリフトアップが期待できます。
こちらもキャビテーション同様、脂肪の薄い箇所や神経が近くにある箇所は施術できません。
超音波美顔器
ホームケア商品にも多い機能です。
いまエステの業務用として使用しているお店は少ないです。
まとめ
ハイパーナイフとハイフ、またその他のエステ機器の違い分かりましたでしょうか?
名前は似ていますが技術や体感は全然違うものです。
全ての機器、導入の際にはメーカーもしくは弊社インストラクターによる理論と実技(施術)の講習を行っていますので、いままで機器を扱ったことのない方も練習すれば使えるようになります。
また、現在使用している機器との組み合わせやお店のコンセプトに沿った機器選びが大事ですので、是非ご相談ください。